2025-09-21 20:18:14 JST
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(2025-09-21) 笠山、堂平山、丸山。晴。アクセスが悪く1000mに満たない低山ばかりなので敬遠していた奥武蔵の奥の方へ。東武東上線で小川町。そこからバスで終点の白石車庫。5時の電車の乗って着いたのは8時。すでに大旅行だよ。バスには何人かのハイカーが乗っていたが、みな途中下車。終点で降り立ったのは私のみ。よし、最高だ。今日は孤独な一人旅だな。何やらこのあたりは和紙の里らしい。いい雰囲気の集落を抜けて登山道へ。可もなく不可もないありふれた登山道だが、山中たった一人というのは静かで良いものである。これが奥多摩の最奥部とかなら怖くもあるけど、言っても1000mに満たない里山ですからね。孤独を楽しめるというものです。ただ、この時期一人の山中は先行者がいないので蜘蛛の巣まみれになる。まるまると太った大きな女郎蜘蛛がそこかしこで網を張っている。タオルは汗を拭うよりも、振り回しての蜘蛛の巣撤去が主な用途。みなさま立派なお家を壊してごめんなさいねぇ。1時間ちょっとで笠山山頂。山頂に笠山神社。特にこれと言って特徴のない山。ただ、この山から外秩父七峰縦走路(初めて知った)に入ったらしく、時々ハイカーとすれ違うようになる。二座目の堂平山は山頂に天文台があり道路も通っているため、結構な人出。ハイカー以外にもバイクや自転車がたくさん止まっている。北斜面にはパラグライダー場があり、ラジコングライダーで遊ぶオジサンたちがいた。大人の道楽っていいなぁ。そして、ここは360度の展望。埼玉の全域を見渡すことができ、八ヶ岳や三国山脈まで見える素晴らしい景色。うーむ、埼玉のこんな辺鄙なところにこんな穴場があったとは。来てよかった。ここからはさらに登っては下りてを繰り返し、峠をいくつか超えて丸山へ向かう。景色はないものの広葉樹の森が美しい。ただ、この間は東武沿線と西武沿線の切り替わるエリアなので登山者がほとんどいない。林道歩きも多く、半壊して人気のない暗い人工的な林道は山道以上に怖い雰囲気ですな。三座目の丸山は山頂に立派な展望台があり、こちらも360度ビュー。雨の後はいいね。遠望が効く。東京埼玉群馬を見下ろして改めて関東平野は広いなぁと感じる。そして、眼の前にドデカイ秩父のシンボル武甲山。ただ、午後から天気は下り坂らしく、大風が吹き厚い雲が増えている。天気は心配だが、折角の遠出なので日向山に寄り道して西武芦ヶ久保駅へ。