2023-06-06 17:25:15 JST
20230606T082515Z
(2023-05-09) 晴。早朝5時。口之島に到着。辺りはまだ薄暗いが港には沢山の人が集まっている。人口100人ちょいのうち半数くらいは集まっているのではないだろうか。フェリーが唯一のライフラインだから世帯としては全世帯が集まっていると言っていいだろう。また、これは他の島でも同様だったのだが、接岸作業は船会社(といっても村営だが)がやっているのではなく、住民の力を借りて行っているので、島の成年男子は週4回(上り2回と下り2回)は早朝からの肉体作業となる。いや、はや大変だなぁ。カートを引いてキャンプ指定地である海水浴場へ。テント設営して朝食を食べてまだ7時。とりあえず、キャンプ地から近い島の北端を目指す。途中、北緯30度線を超える。戦後の返還前はここより北側だけが日本で島の大部分はアメリカだったらしい。秘境感満載!っていうか実際に秘境なんだけど地の果てを歩いているかのようだ。洋上の小島特有の断崖絶壁である。波の進捗を受けて大抵の島では海蝕崖となるが、日本であれば何処か人工物があるものだがここにはない。むしろなんでこんなところまで道を作ったんだと不思議になるが、まぁ、そこはそれ、大人の事情だろう(税金使わないとダメだもんね)。いい時間になったところで集落に行く。キャンプ地からは島の反対側。100mの峠越え。ちっちゃい集落だけど学校は立派。なんでも山村留学生も多く学生14人、先生11人の手厚い体制です。役場出張所でキャンプ料金を払い、局留めにしていた食料を郵便局で受け取る。一旦キャンプ地に戻り、昼食後はフリイ岳。いや、結構整備されていて簡単に登れます。人が少ないと自然はきれいですな。小島で川もないので海は透き通っている。抜群の夕日を見ながら一日が終わる。