2022-10-01 19:44:47 JST
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(2022-10-01) 雲取山。快晴。ここ三ヶ月くらいはなかった素晴らしい秋晴れ。 8月以降ずっと(特に週末は)安定しない天気だったが、ここに来てやっとの行楽日和である。折角だから遠出する。どこに行こうかな、、、と。10月1日は都民の日らしい。よし、では、都の最高峰に行こう。都民の日に都の頂に登るのは、東京を征服したみたいで気持ちがいいではないか。まぁ、雲取山は普通に手軽で景色がいいからなんですけどね。4時過ぎに出発して登山口で7時半。定番の鴨沢コースは安心安全。コスパのいいコースなのでバスは臨時便が出るほどの盛況であった。鴨沢から雲取山までは比高1500mとキツイように思われるが、距離が長いので傾斜は概ね緩く丹沢なんかより楽に感じる。長距離となるので時間だけはかかるが、持久力さえあれば攻略できる山である。登山口からしばらくはつまらない植林帯。、、、が、天気が良ければ木漏れ日も美しく悪くない。快晴の朝というだけで気持ちがいい。しかし、気になるのは熊鈴。5人に1人くらいはつけてるから今日みたいにハイカーが多い日は煩いだけである。意識を耳に向ければ、鳥のさえずりが聞こえ、澄ませばせせらぎや爽やかな秋風の音さえ感じることができる。なのに熊鈴の輪唱。前ゆくハイカーが見える人気のコースで熊どころか鹿や猿さえ出ないのに鈴は邪魔なだけですよ。風鈴も時折、チリンと鳴るから粋なのであって、台風の日にリンリン鳴ったら騒音でしか無いのと同じなんだけどなぁ。煩いのが嫌なのでとにかく急ぐ、集団より前に出てしまえば静かな山歩きができるというものだ。鈴が追い払うのは熊ではなく、人(私?)であった。 1200mを超えるくらいから広葉樹の自然林となり明るい森が開ける。1700mで雲取山から続く長大な石尾根に出る。石尾根は防火帯となっているため木が刈られているので、青空が広がり景色も大変良い。やっぱ、奥多摩はいいなぁ。今回、一年と数カ月ぶりに来たが、年に二、三度くらいは来る価値のある山である。ただ、いかんせん、遠いのと雨が多いのが難点ではある。石尾根は紅葉もきれいなのであるが、標高2000mでも所々色づいている程度で、紅に染まるにはまだまだ早そうだ。あと、石尾根からの景色として飛竜山が大変かっこいい。南東に伸びる太い尾根は竜の翼である。飛竜山の向こうには竜喰山(りゅうばみやま)があり、そちらも登ってみたいのだけどアクセスが悪くなかなか機会が持てない。ドラゴンイーター(竜喰山)から登って、ワイバーン(飛竜山)を征服すれば、ドラゴンスレイヤーを名乗ってもいいだろう。なんか、どうでもいいこと書いてるな。天気もいいし暑くもないし、雲取山はあっさり3時間半で登頂。帰りに七ツ石山に寄り道すれば、後は消化試合。距離があるだけにこの消化試合は結構辛いです。