logo logo_atte 日記 随筆 何処
2021-04-18 19:15:58 JST
(2021-04-18) 荒地山から地獄谷。晴時々雨。午後から雨との予報がある中、「多分大丈夫やろ」と軽い気持ちで出発。山に暗雲が垂れ込めている。少々不安。パラパラと小雨も降り出す。最高峰までは行かずに荒地山から地獄谷へのコースとする。そもそも、風吹岩は人混みだし、魚屋道も鈴なりのハイカーとあらば最高峰まで行く気もしない。高座谷の方へ降りていく。踏み跡だらけの迷いエリアだが、何度も行ってやっと覚えてきた。最短コースで一本松の岩へ。昼食のおにぎりとコーンスープ。風が強くて少し寒い。荒地山山頂から岩梯子。鎖場で20名近い集団が渋滞。引率者に率いられた初心者たちのようだ。「ええっ!ここ下るんですか?すごいですね!」「まぁ、いつも通ってるので、、、」うーん、まぁ、初心者のオバちゃんにとっては怖いかもしれないけど、そんなに大したことないしなぁ。しばらく下ると今度は小さい男の子と女の子の兄弟。おおっ、こいつは凄い。岩梯子登ってきたんだ。私「何年生?」兄「3年生。」妹「2年生。」私「すごいなぁ。頑張るなぁ。」大人とは身長が全然違うからなぁ。いや、これは本当に凄いよ。しかも嬉々として楽しそうに体全体を使って自分より大きい岩を登っていく。兄「この前行った雪山より大変やなぁ」妹「兄ちゃん遅い!はよ行って!」引率のお父さん「急がんでいいいからゆっくり!」多分、子供は急いでないんだろうけどね。落ちたら大怪我必至なだけにお父さんのほうが気が気でないだろうな。奥高座の滝まで降りたところで結構な雨。雨具を着る。結局汗で濡れるからできるだけ雨具は着たくないのだが本降りとあれば仕方がない。高座茶屋まで降りて地獄谷を登り返す予定だが、雨の具合によってはそのまま帰ってしまうことにする。で、雨はというと少し回復して小雨。また、これか。雨がやんだらもう一度登るし、本降りのままなら帰るのに、一番判断しづらい小雨。うーむ。登り返して雨がひどくなると嫌だし、帰ってしまって雨がやんだら悔しいなぁ。「小雨が中途半端だって?逆に考えるんだ!雨が降っているから登山道はすいているじゃないか。しかも雨は止むかもしれない!」ありがとう、ジョースター卿。行くしかないね!小雨の中、地獄谷へ。登ってるやつはいないが、下ってくる人は多い。多分すで途中まで下っていて雨にやられたんだろう。普段はなんともない沢登りなのだが、雨後とあれば結構な水量でなかなかの迫力である。オバちゃん二人が滝を下るのを待っていたら、あと少しというところでオバちゃん足を滑らす。オバちゃん派手に滝壺へ。ほとんど降りてたので怪我するような高さではなかったんだけど気が抜けたんだろうね。「もー、恥ずかしい所見られたわぁ。」って言われても、返事に困ります。ヌレヌレ美女ならともかくオバちゃん(おばあちゃん?)やし。気を取り直して、「大丈夫ですか?気をつけてくださいね。雨で岩が滑りますよ。」と社交辞令。万物相に着く頃には再び本降り。天気の神様はチャレンジャーをあざ笑う。午後は降ったり止んだりであった。本降りと思っていたら、すぐに回復して太陽が出る。が、すぐにまた雨。横池経由で八幡谷から帰還する。そして山を降りると青空。いつものことである。