2020-11-14 18:45:00 JST
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(2020-11-14) 六甲紅葉谷。先週行った瑞宝寺公園のモミジが見事だったので再び北六甲へ。目的は紅葉谷。瑞宝寺谷は有馬の東、そして紅葉谷は有馬の西である。山頂までの表六甲はただの通り道。常緑樹多めでこの時期はあまり見るべき物がない。やはり秋は裏六甲である。ただ、紅葉谷経由での往復なら体力的には余裕なので東おたふく山にも寄り道しておく。二時間ちょい、早々に六甲最高峰を通りすぎて有馬へ下山。途中、大きな秋田犬を連れた孫(と言っても成人した女性であったが)と登山中のおジィさんから声がかかる。「西おたふく山に三角点はありますか?」うーん、知らんなぁ。話好きのおジィさんで、なんでも六甲には100回以上登ってるそうだが、西おたふく山だけ残っているそうだ。「いやぁ、もう81ですわ。」おぉー、すげー。パッと見は70歳前に見えましたよ。「ラッセルの相棒だったんやけどねぇ。」秋田犬は雪山登山で交代で雪かきするための言わば山岳犬だったそうな。「もう、14歳ですっかりおじいちゃんですわ。」あんたもなー。「最近はマラソンの練習に一緒に行ってもすぐバテよる。」ジジィ、マラソンまでやるんかい。「ハーフやけどね。」いや、20キロ走れる81歳はなかなかいないと思うよ。小柄な人であったが(孫のほうが大きかったような)、えらく元気なものである。さて、有馬手前で魚屋路から紅葉谷へと降りる。谷底からの登り返し。なお、有馬から直接紅葉谷へ抜ける道は、土砂崩れのため長らく通行止めであったが、ようやく復旧したようだ。ちょうどモミジの時期なので結構な登山者がいた。紅葉谷では、おぉ、山が燃えている。北六甲は落葉樹が多くてよろしい。色とりどり、特にオレンジに染まった木々は炎のようだ。歩いていて一番気持ちのいい季節である。とは言え、モミジの見事さでは先週行った瑞宝寺公園に軍配が上がる。自然林だと一面のモミジというわけにはいかないしね。ところどころ、ハッとする見事なモミジもあるにはあるが、やはり、綺麗に整備された公園のほうが色づきといい壮観さといい映えますわ。紅葉谷が終われば後は消化試合。そう言えば、西おたふく山は私も山頂まで行ったことがなかったので寄ってみた。行く価値ないです。踏み跡のみで、道はわかりにくいし、山頂にはなんにも(標識も景色も)ない。六甲最高峰に戻って、一軒茶屋からいつものように危険ロープをくぐったのだが、崩落地点に迂回路が出来ていた。先週はなかった結構立派な木組みの階段が設えられている。迂回路作ったなら危険看板とロープを外せばいいのに、、、。しかし、岡本駅起点だと前座と消化試合が長いなぁ。紅葉を楽しむなら有馬を起点に紅葉谷で登って、魚屋路から筆屋路を下って有馬に戻るのが一番オススメ。