logo logo_atte 日記 随筆 何処
2019-11-28 13:42:23 JST
「隠蔽人類」 3/5点。冒頭から惹きつけられる魅力的な展開。未知の民族の探索。そして人類の新種発見へ。全五章の連作短編は予想を裏切り続け、全く想像出来ない結末へと突き進む。こう書けばさぞかし驚きの連続なのか、、、と思われるが(そしてその通りなのだが)、驚きのベクトルは普通のミステリの読者を置いてけぼりにすること必定である。結末どころか、次章がどう始まるのかもわからんわ!各章ごとの殺人者は、次章では被害者である。犯人も探偵(役)も次から次へと死んでいく。それなりに人物描写をしておいて性格付もされているのに、惜しみなく死んでいく。え〜と、今回は登場人物が7名で冒頭で4人死んだけど、、、「どうすんのこれ?!」てなもんである。行き着く先は、、、。そして誰もいなくなった。それどころか、人類ほぼ絶滅?この力技は個人的には大好きである。