logo logo_atte 日記 随筆 何処
2019-06-20 21:12:29 ICT
(2019-06-20) 7時のバスでセポンに向かう。ラオスは意外と日本人が多い。毎日のように会っている。道路や橋、学校や病院などの記念碑に日本の国旗をよく見るので、相当な人員と金銭が国際協力の名の元援助されているように思われる。さて、セポンて何処だよという感じであるが、サワンナケートからルート9を東に進みベトナム国境まで残り40キロ地点になる。こんなマイナーな町だと日本人はおろか外人はいないだろうとの読みである。ルート9自体はよく整備された舗装路であった。ラオスにこんな綺麗な道があったのかと驚くくらいだが、聞けば日本の援助で日本が作った道路だということでまぁ納得。沿道には工場も多々あり、なにより新しくてモダンな家が多い。貧相なバンブーハウスをあまり見かけないのはむしろ寂しい感じがするが、ラオスは素朴な田舎であってほしいと思うのは一方的な押し付けの感情でしかない。さて、セポンへのバスであるが、エアコン付きであったもののやはりオンボロである。バックパックをバス底部の荷台に入れようとしたら、中に持って入れと言われる。うーん、空いてるのかなぁ。まぁ、中に持ち込んでいいならありがたいと思いながら乗車すると、座席の後ろ二列が物置状態であった。そして荷台に何を入れるのかと思えばなんとヤギである。抵抗するヤギをむりやりバス底の貨物スペースに押し込む。途中の村でもヤギは補充され、最終的には50頭以上のヤギがすし詰め状態で積み込まれてしまった。半分くらいは熱中症で死ぬんじゃないかと心配になる。それでも乗り切らないので20頭くらいは天井に放り投げられ、ルーフキャリアに括り付けられていた。結果、上からも下からもメェーメェーとうるさい旅であった(1時間くらいで静かになったけど)。さて、セポンは思ったとおり何もない田舎町である。そうそうラオスってこうだよねという何もなさである。あるのはジャングルと僅かばかりの水田とそして水牛である。満足である。