logo logo_atte 日記 随筆 何処
2018-06-15 21:55:39 ICT
diary-image ラオスは旅をしていて本当に楽しい。純朴で人は皆穏やかだ。そのうちじっくりともう一度この国を隅々まで旅してみたいと思う。今やラオスは旅してみたい国ナンバーワンの存在であり世界中から観光客が集まってくる。ここに来るのは4回目である。という訳で、ルアンプラバーン考。ルアンプラバーンは日本で言えば京都、タイで言えばチェンマイ。要は古都。世界遺産にも登録されているラオス随一の観光都市だ。ここは私が最も好きな街の一つであり、また、思い出も数多くある。古くからの仏教寺院、朝もやの中をゆく托鉢僧、丘から見る街の全景。人と文化と歴史と風土。ここは全てにおいて調和している稀有な街である。しかし、それ故に観光客が増えすぎた。人も車も増えすぎた。街はホテルとゲストハウスとトゥクトゥクで溢れ、看板には中国語が氾濫している。ラオスの旅は楽しい、が、個人的に言えばラオスの旬は過ぎたと言わざるを得ない。 20年以上前を知る身とすれば、特にルアンプラバーンは魅力を失ったといえる。もう、あの静かで、厳かで、それでいて優しい街の雰囲気は二度と戻っては来ないだろう。今は雨季なのでオフシーズンだがオンシーズンで春節と重なる2月ともなれば、ゲストハウス(簡易宿泊所)ですら1泊100ドルを超えるらしい。それでも泊まれればマシだそうだ。売りに出されている物件が1億6千万というのも驚きだ。東京より高いぞ。ナイトマーケットはごった返しで進むことすら出来ない状態になるとか言う話である。さて、日記に戻る。昨日、17時に南バスターミナルへと到着。この街には日本人が経営しているゲストハウスがあるらしい。そこに行けばおそらく日本人がたくさん泊まっていると予想して歩いて向かう。この先、日本語を話せる機会はほぼないと思われるので、思い切り会話を堪能しておく。前述、個人的にはこの街に魅力を感じなくなってしまったので翌朝早くには出発することにする。悪くも書いたけど、ラオスに来たことがなければやはりルアンプラバーンはおすすめだと思う。ゆっくり、のんびり、たおやかな時間の流れを堪能できるでしょう。写真は、何もかも変わったと思えるルアンプラバーンで唯一変わりないと思った朝市の風景。とはいえ、路地とそこでの営みは変わらないものの、路地脇の建物は新しくなっています。