2024-11-30 21:31:27 JST
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(2023-11-30) 奈良倉山、鶴寝山、大マテイ山。晴。数年前に行ったきりだった牛ノ寝通り東端の奈良倉山へ。登山口まで片道3時間と奥多摩の中でも格別アクセスが悪いのでどうしても敬遠してしまう。鶴峠でバスを降りたのは15人ほど。登山口で標高850mと楽なのはいいのだがむちゃくちゃ寒い。家で寝てれば幸せなのに、4時に起きて寒い目に遭ってしんどい事をするんだからまじマゾですな。バスを降りた瞬間に「なんでこんな辛い目に」と後悔するも、歩きだして体が温まると悪くはない。悪くないどころか葉が落ちた明るい森に青い空で、風も緩くまずまず気持ちの良い山歩きである。一座目の奈良倉山。穏やかな山容で山頂近くまで林道が通っている。秀麗富嶽十二景の一つだが大した景色ではない。そもそも大月市が制定したもので狭い範囲だから仕方がないですな。景色は大したことないが明るい森に大量の落ち葉で数週前であればさぞかし綺麗な紅葉であったと思われる。ちょっと今年はあまり山に時間が取れず、紅葉を楽しむ事が出来なかったのは残念である。二座目の鶴寝山もやはり落ち葉の絨毯で、もう少し早く来たかったところである。あと、幅広の尾根では道が全く分からない。落ち葉が深過ぎる。三座目の大マテイ山。誰もいない。景色もない。他の登山者はみなここはショートカットして小菅の湯方面に下山したようだ。紅葉の時期であればハイカーが絶えない牛ノ寝通りであるが、少し時期を外すだけで寂しいものである。ついでに午後に入り風が強くなってきて、枯れ枝にゴーゴーと鳴り響く風音がなんとも不気味である。また、急斜面のトラバースに落葉が積もり足が見えないほどに沈むので何げに怖く慎重に進む。時折、強風が吹くと落ち葉のなだれが起こる。いや、怖い怖い。冷や汗をかきながらの下山ですっかりかじかんでしまった体を温泉で暖めてから帰宅。帰りのバスは爆睡。