logo logo_atte 日記 随筆 何処
2024-10-06 00:15:28 JST
(2024-10-05) 宝満山。曇上霧。所用で博多に来たため、近隣では一番高いらしい宝満山へ。大宰府駅から歩いて登れるので利便性も抜群だ。 5時半に天神から西鉄に乗って1時間弱で太宰府駅。日本列島は長い。東西時差の影響も南北日照時間の影響もあるだろう。博多の5時半は真っ暗である。薄暗く人気のない参道を通って太宰府天満宮へ。本殿の開帳と同時に参拝。静寂な空間は神々しくて良い。 30分歩いて登山口のある竈門神社。人気アニメ『鬼滅の刃』の作者が九州出身で、主人公の名前をここから取ったらしい。おそらくアニメ効果で参拝客が激増したんだろうなぁ。儲かったんだろうなぁ。ガラス張りのオシャレでキレイな社務所に驚く。絵馬も鬼滅キャラの書かれたものが多い。しかし、人間の欲は深いですな。ちょっと意地悪な趣味なのだが、何枚か読んでみて面白いものには心の中でツッこみを入れる。さて、心の中でニヤニヤすればここからが登山道。宝満山は全体が竈門神社でもあるので、開山以降、非常に長い歴史を持ち、石畳の道が続く整備された山である。朝早いにもかかわらず、それなりの登山者がおり、九州における高尾山のような位置づけであろうか。危険はない安全な山ではあるが道は急である。もともと修験道との係わりも深いし、とにかく続く石階段に登山者の息も絶え絶えであった。二時間ほどで山頂。残念ながら霧となり何も見えなかった。またそのうち来ることにしよう。景色は堪能できなかったものの、山自体が境内であることから、日本の本来の森が残っているようで、登山道自体は良いものである。植林がないのは素晴らしい。縦走しようかとも考えていたのだが、完全霧中に山では雨も降りそうであったことからピストンに変更。昼前に下山すると太宰府天満宮は大勢の環境客で溢れていた。