2024-03-30 20:55:49 JST
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(2024-03-30) 滝子山。快晴。 18切符で三月三度目の笹子駅。山梨は遠いから18切符が使える季節に集中的に攻略。三月前半はまだまだ雪に包まれた大月奥のエリアだが、しばらく暖い日が続いたのでもう雪もないだろうと、このあたりでは比較的高い滝子山1620mへ。車道と林道を歩いて1時間。登山口に入ったのは私一人。途中までは何人かのハイカーがいたのだがそれぞれ違うルートをとったようだ。滝子山は秀麗富嶽十二景にもなっているので山頂付近では何人かと出会ったものの、道中二時間は誰にも会うことがなかった。奥深い山中1人は静かでよろしい。寒風吹き荒ぶ冬だと心細いが、本日、天気も完璧で完全に春。シャツ一枚でも問題ないくらいなので不安はない。しばらくはスギの植林だが1000mくらいから落葉広葉樹林。靴が20cmくらいは沈む落ち葉の森。今はまだ完全に葉が落ちているので明るい森だが、しばらくすれば瑞々しい森となるだろう。そして、秋にも是非一度来てみたいと思わせる森でもある。素晴らしい紅葉に包まれていることが想像される。陽のあたる道も沢もキラキラと輝いている。そう見えるのではなく、本当に輝いている。砂金?あまりのキラキラさにそんなわけないよなと思いながらも、すぐ近くには小金沢山(黄金沢とも書く)もあるし、昔は信玄の隠し金山でもあったのだろうか、夏になったら砂金取りに来ようかなどと考えながら登る。山頂直前のみ北斜面なので雪が残っていたのでチェンスパを履く。慎重に歩けばなしでも大丈夫だろうが、履いておけば安心。滝子山、展望が素晴らしい。先々週登った三ツ峠山の向こうに富士山がどでかく控える。南アルプスに八ヶ岳、奥武蔵の山々に奥多摩とほぼ全方位の視界が開けており、暖かいこともあって今日は少しゆっくりめに休憩。帰りは初狩駅に向けての尾根を下るがこちらも明るい葉の落ちた広葉樹林で歩いていて気持ちのいい道であった。滝子山。いいね。また来よう。なお、帰ってから調べたら、砂金ではなく黄銅鉱らしい。そらそうだよね。あれが砂金ならみんな取りに来ますわ。