logo logo_atte 日記 随筆 何処
2024-03-16 22:06:14 JST
(2024-03-16) 本社ヶ丸、三ッ峠山。快晴。 3度目の三ッ峠山。過去二回は三つ峠駅起点であったので、今回は笹子駅起点で北から縦走してみる。登山口までにやたらと「クマ注意」の看板がある。注意のしようがないので無視。正直、滑落の方が起こりえるだろうし、この時期なら雪も残るし、寒さや風の方が怖い。登り始めてしばらくして1人追い抜く。後ろに誰かいると思えるのはものすごく心強い。特に今日は急坂、深い雪、岩場、ちょっと怖いトラバースといろいろあったので、全くの一人だと非常に心細かったと思う。歩くスピードが違うからすぐにバラバラになるんだけど、心の余裕は大事です。さて、雪で歩きにくい中、3時間かかって本社ヶ丸。初めて来たがこれはいい山である。全方位に展望が開けて北アルプスまで見える。今日の目的地である三ッ峠山の向こうにはもちろん巨大な富士山も見えている。大菩薩嶺もすぐ近くだし、普段よく行く山々が大体見渡せる好立地であった。山頂には三名のハイカーがいて益々安心。道中一人であるのはいいとして、山中全く誰とも会わないのはやはり不安ですよ。三ッ峠山はすぐそこに見えている。まずは200下る。ただ、この下りがちょっと怖い。急な岩場で雪がついているので慎重に降りる。そして非常に足が重くなってくる。今日は温かくなる予報で山でも午後からは雪に囲まれていながらも暑いくらいであった。そうなると雪の表面は解けてミゾレ状になってくる。こうなるとチェーンスパイクが効かずズルズル滑るので非常にしんどい。そして、チェーン部分にミゾレが絡み付くので、粘土の上を歩いてるかのようで一歩一歩が重いのである。急坂に息絶え絶えで三ッ峠山に到着。ここは人気の山でハイカーも非常に多い。もう何があっても大丈夫。少し休憩して河口湖方面へ。3度目なので書くこともなし。しいて言うなら、帰路はミゾレ雪に泥々道の悪路で、靴は水浸しとなり大変気持ち悪かったよ。