logo logo_atte 日記 随筆 何処
2023-12-02 20:24:58 JST
(2023-12-02) 金時山、明神ヶ岳、明星ヶ岳。晴後曇。今日は少し遠出して箱根へ。新宿から箱根行きの高速バスを途中下車すれば直接登山口で降りられる。しかも始発は6:35発で乙女峠登山口に8:35と理想的。いざ行かん、箱根の山々が待っている。一つ考えが甘かったのは朝から高速が渋滞していたこと。そりゃ、週末はみなさん行楽に出かけるよね。30分遅れて9時過ぎ登山開始。箱根はやはり人気で20人くらいが下車していたが、皆ゆっくり歩いているのか早々に先頭に立つ。バスが頑張ってくれたので登山口で800mあり、最高点は金時山の1200m。楽勝ですな。しかも、箱根は観光客も多い王道のハイキングコースとあり、登山道は道幅も広く超安全。一部岩場の急傾斜もあるにはあるが、柵をして岩を削ってと至れり尽くせりである。道には霜が降りており凍結している部分もあったが滑ることはない。日当たりがいいところは溶けてぬかるみになるので寒いものの凍っている午前の方が歩きやすいくらいだ。山頂に雲がかかっていたものの間近に迫る富士山、中央火口丘から水蒸気を上げる大涌谷、遠く青空を映す芦ノ湖を見ながらのハイキングコースは贅沢のきわみじゃわい。1時間と少しで金時山山頂。10時過ぎにして山頂は人でいっぱい。手軽で贅沢のきわみとあれば人も集まると言うものだ。20年近く前に来たことがあるはずなんだけどほとんど覚えていない。当時、金時娘(既におばあちゃんだった)に会って話もしたはずなんだけど、今日は山小屋にはいないようであった。景色はいいんだけど、人が多いので仙石原方面へ下る。続々とハイカー(と運動靴の観光客)が登ってくることから登山者のほとんどは仙石原からの入山なのであろう。仙石原の金時登山口バス停からの往復であれば約4kmで、絶景を安全にお手軽に楽しめるのでオススメである。なお、もちろん私は下山しない。外輪山を箱根湯本駅まで歩くつもりである。来るのに3時間以上かかってるのにすぐに帰るのはもったいない。二座目明神ヶ岳までは笹原が続く。笹と言っても背丈が3mくらいあるので概ね視界は良くないが、所々刈り取られていたり、1m程度のエリアもあるので、そういう場所からは金時山を振り返り、大涌谷に眺めたりとそこそこの景色を楽しむことができる。特に明神ヶ岳周辺は土砂が崩れたのか大きく山体が抉れている部分があり、それはそれで面白い風景を形作っている。山頂からは金時山方面への山稜を見渡すことが出来る。此処もそれなりに人気でちょうどお昼時とあって多くのハイカーが昼食を取っていた。やはり人が多いのでさっさと退散。最後の明星ヶ岳に向かう。しかし、実質ここからは消化試合であった。1000m以下はよくある植林のスギ林で眺望もなく、細かいアップダウンを繰り返しながらもだらだらとした下り基調で面白みはない。15時に箱根湯本駅到着。せっかくなので温泉に入ろうかとも考えたが、ほとんど汗もかいていないため帰宅を優先。