2023-11-03 21:17:14 JST
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(2023-11-03) ウトウの頭、長沢山、芋木ノドッケ、雲取山。晴天。先週に引き続き三度目のタワ尾根。さぁ、今日こそタワ尾根の本気を見せてもらおうではないか。奥多摩で静かな山歩きを楽しみたい人が向かう東日原バス停。普段は10名ほどだがハイシーズンだけあって20名くらいが降りたようだ。登山道のないバリルートとは言えもはや見知ったタワ尾根。迷うことなく突き進む。早々に先頭に立ったのでわからないけど多分数人はタワ尾根に入っているでしょう。後続がいると思えるのも安心です。 1000m程度では緑に黄色が混ざるくらいだが、1300mくらいは見頃。素晴らしい色づきが見られて満足。これが見たくて三度も通ったのだが普通にタワ尾根は気に入っている。森が美しいし何より人が少ない。秋の奥多摩なんて(奥多摩に限らず近郊はどこでも)人気の山はクマ鈴が煩いくらいだからなぁ。鈴なりで人が歩いているのにクマ鈴なんていりませんわ。いいねぇ、タワ尾根。美しい自然をカメラのおさめながらも結構飛ばして歩く。ウトウの頭を10:13、長沢背稜との出合いは10:43と今迄より30分早いペース。今日は遠く雲取山まで行く計画である。休んでいる暇はないので進路を西へ、まずは長沢背稜の由来である長沢山に向かう。先週は水松山から天祖山の方へショートカットしたが、今回はこのまま長沢背稜を歩き続ける。しかしここはホント人気のないエリアである。初めて歩くが日差しの明るいいい道なんだけど誰とも出会わない。バリルートのタワ尾根以上に人気のない道である。そんな誰も通らないルートであるが長沢山の山頂標識はやけに立派であった。果たして奥多摩ハイカーの何人がこの標識を見たことがあるのだろうか。そして芋木ノドッケ。地味である。近隣は松林の常緑樹で紅葉どころか見通しがない。東京都第二の高峰であるのに訪れる人がすくないのも納得である。ちなみに私も今回が初めてであるが、また来たいとは思わなかった。道もなかなかに荒れている。まっ、人がほとんど通りませんからな。さて、芋木ノドッケを一旦下り雲取山に向かう。大タワまでくれば気持ち的には消化試合。雲取縦走のメインルートと合流するので人通りも多い。ここまでくれば少々事故っても大丈夫だ。必ず直ぐに誰かが見つけてくれる。13:35に雲取山到着。目標の14時より30分ばかり早く着いた。奥多摩、今が見頃ですね。山頂から望む山々は赤絨毯でありました。まぁ、何度も来ている東京都最高峰なんで10分ばかり休んで出発。景色のいい石尾根を歩いて、鴨沢への下りは、長いだけでつまらないただの苦行。今回の行程は27km、累積標高2400m、コースタイム14時間強ということで内心焦っていたのだが、なんとか8時間で歩ききり、明るいうちに下山できてほっとする。ヘッドライトをつけてのナイトハイクや、最悪、雲取山避難小屋で泊ることを考えて食料や防寒具を多めに持っていったのだが使わずに済んで良かった。今晩の食事はおにぎりだな。