2022-10-29 22:41:07 JST
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(2022-10-29) 牛ノ寝通り。晴。同行は大森のW氏。一年ぶり4度目の大菩薩嶺、牛ノ寝通り経由、小菅の湯。奥多摩の本気が感じられる紅葉スポットとして名を馳せる牛ノ寝通りであるが、整備された登山道と下り中心の緩斜面な尾根筋であることから初心者にも優しいコースである。実際、紅葉の美しさだけであれば奥多摩にはもっといい所があるのだが、手軽さとの兼ね合いという点ではやはりこのコースが筆頭になるであろう。 1600mまでバスで上がれて、眺望抜群の大菩薩嶺も堪能できるとあれば、奥多摩入門者には最適とも言えるコースである。 3時半起床。5時過ぎのまだ暗いうちから出発して、9時頃登山開始。遠いのが難点だが奥多摩はどこも遠いので仕方がない。現在、紅葉の見頃は1500mのあたり。大菩薩嶺までの登り道はすでに散っているが、視界が開けてむしろよろしい。青空を背景にすれば立ち枯れの木も美しい。雷岩から南面の風景はいつ来ても良い。今日は残念ながら富士山には雲がかかっていたが、南アルプスはよく見えていた。上から見下ろす山の裾野は緑が混ざりつつも概ね赤くなっていた。晴れた日の秋は光の三原色が揃っているので一番鮮やかな景色を楽しめる。 R(紅葉)G(緑葉)B(蒼天)である。そこに黄色や白(雲)も混ざるので、なおさら良い。 2時間ほどの寄り道をして牛ノ寝通りへ。遠いだけあり、高い魅力を持つポテンシャルとは裏腹に登山者は少なく静かな山行を楽しめるいい道である。赤、橙、黄、黄緑と様々な色を楽しめる。1200mから下はまだまだ色づき始めといった感じであったのでまだしばらくは紅葉を楽しめそうである。来週も奥多摩にしようかな。のんびりゆっくり進んだので16時下山。温泉に入ってバス停に戻ればすでに行列。前回もそうだったが1時間立ちっぱなし。正直、7時間のトレッキングよりも帰りのバスの方が何倍もしんどいです。