logo logo_atte 日記 随筆 何処
2022-08-13 16:46:35 JST
(2022-08-12) 八間山、白砂山、堂岩山。曇時々霧。同行は大森のW氏。 5時に起きて6時半に出発。キャンプ場からすぐ登山口なので思う存分早い出発ができる。野反湖はダム湖。ダム建設に伴うインフラが整備されており、30年前には皇太子時代の陛下が登山に訪れたとあり、辺鄙な山奥に似つかわしくない整備の状況である。湖周の遊歩道は杭打ちされていて、この杭だけで20万本(1mに10本、湖周10km、左右2列)とは凄いお金が動いたんだろうなぁと、景色の雄大さとはかけ離れた俗人思考丸出しで歩いていたのであった。 2時間ほどで1934mの八間山に到着。ここの景色はかなり良い。北海道と見まごうばかりに広がる大森林。白根山麓に佇む草津温泉。雲溜まりの盆地に尾根を超えて這い上がる雲流は、2時間の気軽さとは思えないほどの景色である。少ない労力でこの絶景、コスパが大変に良い(ただし、野反湖自身が秘境なので来るのは大変)。 W氏はここから下山するとのことであったので、この先は一人尾根歩きを続けることにする。山頂から見渡す白砂山につながる尾根はいかにもな高地ハイキングコースで気持ち良さそうである。、、、が、ここらは完全に曇り空。むしろ霧で時折霧が途切れた瞬間に山容が確認できる程度であった。残念、これはもう一度来ないといけないなぁ。霧中、風も強くなってきてエスケープできる状況にもあるのだが、結局白砂山にも登ることにする。霧でほぼほぼなんにも見えない。しかも2000mの上空は風が強い強い。登山者が誰もおらず、雷が発生しようものなら逃げ場所もないのが怖くはあるのだが、性格だなぁ、行けるなら行っちゃう。基本的には安全な道なのだが、所々注意が必要な場所があり、なんでもないところでも強風で独りというのはやはり恐怖心が湧くものである。久しぶり(2年ぶりくらい?)に山で怖い思いをしましたわ。 8時間ぶりにキャンプ場に戻れば、W氏とI氏がビールを飲んでおりました。