logo logo_atte 日記 随筆 何処
2022-07-23 21:36:31 JST
(2022-07-23) 三ツ峠山。晴時々曇。低山は暑い。登山口で1000mくらいの標高がほしい。、、、と、言うことで富士北部の三ツ峠山にする。少々の遠出でもこの時期であれば18切符が使えるので安心。王道の三つ峠駅からの出発。登山口までの1時間は舗装路。8時前の太陽だがすでに熱線である。日陰であればそれほどでもないが、山に入るまでは木々がないところも多いのが難点。駅から300m登って登山口に到着。距離的には3分の2を消化。残りの標高800m。と、言うことは、そう、急である。植生は植林された杉と広葉樹の混成林で雲取山などの奥多摩と似た雰囲気。急登ではあるが葉が陽を透かして綺麗なのと、いい具合にビューポイントあるのであまり疲れない。そう、ここは富士山のすぐ近くなので視界が開ければ広大な山裾から天を衝く日本の最高峰を拝むことができる。加えて古くからの信仰の道でもあるようで、道中、「達磨石」「愛染明王塔」「不二石」「空胎上人墓」「八十八躰供養塔」など見どころ多数である。 1600mを超えると屏風岩のトラバースとなり平坦に近い道となる。絶壁の屏風岩のすぐ下を通る道は山水画のような趣で白い岸壁が快晴の空によく映える。屏風岩を登るロッククライマーも多数いて、安全な登山道と合わせて老若男女、初心者から上級者まで楽しめるいい山である。程なく山頂に到着。三つ峠は富士山を眺めるための山でもある。南側一面の展望が得られる山頂は東は丹沢から西は南アルプスまで見渡すことができ真正面に巨大な富士山が望める素晴らしいものである。ただ、残念なことに本日は午後に向けて天候が崩れる予定。実際に雲が多くなってきて富士山頂は隠れてしまった。三つ峠は屏風岩こそ急峻であるが全体的には非常になだらかの山である。山頂近くの山小屋までジープが入れるほどであるし、山頂には電波塔など多数の建造物もある。山小屋には電気も通じており自販機があったりする。そしてなんと言っても涼しい。下界と比べて10度は気温も低いはず。気持ちがいいので長居してしまった。さて、下りは道を変えて河口湖の方へ降りることにする。が、こちらは退屈。ザ、変哲のない道という感じで高尾あたりと変わらない。涼しいのはありがたいが面白みがないし木々に覆われ景色が変わらない。大倉バカ尾根と同じで超安全ではあるが逆に言うとスリルがなく単調である。 14時前に河口湖駅到着。かいた汗は1Lくらいかな。やはり夏はある程度標高が高いほうが良い。