logo logo_atte 日記 随筆 何処
2022-06-18 21:45:20 JST
(2022-06-18) 武川岳から武甲山。曇。行ったことのない山に行こうと思い、武甲山をターゲットにする。 200名山の一つであり、関東のハイキングガイドでは必ず載っているメジャーな山であるが、林道歩きが長いことから敬遠していた。武甲山は山全体が神社であり、一般的には表参道コースから裏参道コースに抜けるのがメジャーなようだが、どちらの参道も林道が長いのである。ターゲットは決めたものの出来れば2つも林道は歩きたくない。地図を眺める。奥武蔵全山縦走コースなんてものがあるらしい。よし、武甲山を縦走コースとつなげてみよう。今回はソロだし夏に向けて自分のペースで修行したいとも思っていたところだ。芦ヶ久保駅から武川岳に登り、ここから縦走コースで武甲山を目指すことにする。天気は雲、夕方から雨らしいので無理のないペースで飛ばすことにする。駅で降りたのは30名くらいいたが、今回武川岳への進路を取ったのは5名ほどのようだ。駅からすぐ登山できるのが奥武蔵の良いところ。しばらく沢沿いの道で苔むす岩がいい感じだがかなりの急坂。最初の二子山まで2.5キロの距離で600mの上りだからそりゃ急だ。二子山雌岳への最後の100mは本当に急。今日は約20キロの長丁場なのだがのっけから体力を奪われる。一旦下って二子山雄岳。息は絶え絶え。すぐ近くに武甲山が見えているのだが、大きく回り込む必要があるのでそれなりに遠い道のり。二子山さえ超えれば武川岳まで急登はないので、少し落ち着けるものの、奥武蔵は平坦な場所が殆どなく安易には楽させてくれない道である。武川岳までの2時間は誰一人会わなかった。展望があるわけではなく樹林帯の道なので不人気なのであろう。静かでよろしい。今日は天気も悪いので展望がないのもそれほど恨めしいわけでもない。 6月ともなれば暑くて滝のような汗だが、瑞々しい森林は苔にも覆われておりやはり綺麗である。焼山、蔦岩山を超えて武川岳で昼食。と言ってもおにぎりを一つのみ。夏になると出るのが虫。なんかハエが多くて落ちつなないので早々に縦走再開。ここからはメジャーなコースなのでハイカーが多くなる。多いと言っても10分に一人すれ違う程度でちょうどよい。大持山、子持山周辺はちょっとスリリングなので誰にも会わないとむしろ不安になる。しかしこのコースしんどいわぁ。武川岳から200m下って、大持山への400mの登り返し、子持山までは両側急谷の神経を使う尾根を上り下り。子持山からはまた200m下って、武甲山へ200mの登り返し。丹沢縦走に比べれば楽だけど、それでも十分しんどい。何より梅雨の季節は湿度が高くて汗だく。到着した武甲山は人気の山とあって100人くらいのハイカーがいた。本当は秩父盆地が見渡せる絶景のはずなんだけど、雲に覆われて何も見えず。さっさと退散。秩父鉄道を二駅だけ乗って西武に乗り換え、、、はすぐにはせずに秩父駅で温泉。流石に汗を流さないと落ち着けません。