2022-02-11 20:32:34 JST
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(2022-02-11) 鍋割山から塔ノ岳。曇、うえ、晴。都心部にて結構な降雪があったものの、気温は下がりきらなかったのかすぐに融けてしまったが、山はさぞ積もっているはずだ。てなわけで、5時半起床の7時出発。だいぶと遅めだが東丹沢の表側ならこのくらいの時間からでも十分間に合う。渋沢駅から9時前のバスで大倉へ。ガラ空き。人気の丹沢でもこのくらいの時間になれば座れて快適なものだ。大倉バス停は300m。雪はない。平野部では積もらなかったようだ。 500mを越えたあたりから雪景色となるが、天気は悪く曇り空である。雪は降っていないのだが、風を受けた木々から常に雪が落ちてくるので帽子やザックに積もる。 800mで完全に雲の中となり、霧中、地も空も白となった。青空に映える雪景色を見れないのは残念だけど、雪を踏みしめて歩くのは楽しいものなので、今日は雪遊びだなと考えていた。が、1000mを超えると空が明るくなってくる。これは、、、もしや、雲の上に出てしまうのか。空が暗いので厚い雲かと思っていたけど案外薄かったようだ。そうなると、逆に雲海が見れることになるので期待が膨らむ。歩きつつ、霧は晴れつつ、空は水色に、そして青くなる。枯れ木の向こうにヤツが見え始める。標高を上げるにつれ雲海の潮は引き、近隣の小さな頂は浅瀬に浮かぶ小島のようである。凄い。完璧だ。雪中雲上、遠見富士。低気圧一過の大雪とあり空気は澄み渡っている。 2月の太陽は思いの外燦々として塵のない新雪は眩しいばかりである。サングラスを持ってきてよかった。なけりゃ眼を開けてられないわ。今日のベストは鍋割山山頂手前のちょっとした見晴らし台。ここが雲海も近く一番迫力があったかな。塔ノ岳への道も悪くはなかったけど少しづつ雲が上がってきており南側の展望はなし。北側は主稜がよく見えた。帰りのバカ尾根は泥混じりの雪となりてわろし。沢山の人が往来するから仕方がないんだけど、いつもどおりの消化試合である。