logo logo_atte 日記 随筆 何処
2022-01-29 18:27:24 JST
(2022-01-29) 倉岳山、高畑山。曇。高いところは寒い。でも、高尾は混んでて嫌という場合に手頃なのが上野原から大月にかけての山梨東部の山。特に秋山山稜は駅から直接登れるのでお手軽である。梁川駅から月屋根沢で立野峠へ。梁川駅で降りたのは3人。他の人がどこに向かったのかはわからないが、月屋根沢ではずっと一人であった。静かでよろしい。昨年クマが出たとの注意箇所で、いきなりガサゴソ音がして飛び出してきたのは、、、ネコ。驚かすのではない!クマなんて滅多に出会うものではないと思ってはいるけど、注意情報のすぐ近くだと流石にびっくりするわい。寒い中、汗をかくのが嫌なのでいつも以上にゆっくりと歩く。沢沿いはその昔明治天皇が下賜したと言う恩賜林らしいが結構荒れていた。立野峠からは尾根道で風はないものの曇っており空気は冷たい。1000m弱とは言え平地より5度は下がるだろう。道自体は歩きやすいハイキングコースで数組のハイカーと行き違う。直前のみ急坂だが、ほどなく倉岳山山頂。倉岳山は高畑山と並んで秀麗富嶽十二景の第九番である。選定が大月市なので正直大したことはないのだが、それでもこんな素晴らしい景色も拝めるようだ。ちなみに本日は曇で富士は見えず。まぁ、以前登ったときに見てるからいいだろう。一旦、穴路峠まで下って、続いて高畑山。こちらも直下だけは急坂。秀麗らしい富士はやっぱり雲の中。さて、11時。時間も早いし足は十分に残っているので、第十番の九鬼山にも行こうかと思ったのだが寒いのでヤメ。曇りだしどのみち秀麗な富士は見れまい。穴路峠まで戻って小篠沢から下山することにする。高畑山から直接小篠沢中部に出る道もあるのだがこちらは以前通ったことがあるので少しピストンで戻ることにした。小篠沢最上部は苔に覆われた岩が広がる緑な世界。沢の透明度は非常に高く、キラキラと反射明滅する水面を通して底の砂粒までがくっきりと見える。うん、穴路峠まで戻る選択は正解であった。ここは夏に来ても気持ち良さそうである。所詮低山なので下山はあっという間。13時には烏沢駅に到着。電車の連絡が悪いので駅近くの食堂で昼食。今日は寒くて余り汗をかくこともなかったので飲み物は全く消費せず。食べたのもおにぎり一つ。お腹は空いていたのでガッツリとんかつ定食である。最後に梁川駅も烏沢駅も無人駅であった。東京から一歩出たらド田舎ですな。