2021-10-16 20:12:55 JST
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(2021-10-16) 宮ヶ瀬湖から丹沢山経由大倉。曇後雨。予報は曇り、夜から雨。なんとか大丈夫やろとの判断で宮ヶ瀬湖から大倉に抜けるコースを選択。同行は三鷹のA氏。本厚木駅で下車、雨。おいおい、いきなり雨かぁ。流石に出発から雨だと萎える。結構な雨量だが、雨雲レーダーで確認すると山の方は逆に降っていないようだ。とりあえず宮ケ瀬行のバスに乗り込むことにする。バスに揺られて50分。宮ヶ瀬湖では雨が降っていなかった。良かった。登山道に入ってすぐに、ヤマビルよけの塩水スプレーがおいてあったので、念のために足元に噴射。東丹沢はヤマビルが多いとの情報があるが、表尾根や大倉尾根を歩いている限り出会ったことがない。今までホンマにおるんかいなと思っていたのだが、いた。普通にたくさんいるぞ。ザックをおろしてちょっと休憩したすきにA氏のザックにヤマビルが一匹。更には靴にも一匹。ちょっとこれは危ないな。じっとしていると奴らはニオイを嗅ぎつけて寄ってくるようだ。 A氏はなかなか実験心が豊富。ヒルを自分の腕に吸い付かせてどうなるかの実験を始めた。数分経過。結構吸い付く力は強いようで、ちょっとやそっとでは剥がれない。つまんで強く引っ張らないとだめなようだ。特に吸血痕もなし。ヒルと言えど流石に数分では皮膚を食い破って血を吸うまでは出来ないようだ。 20分も30分も実験してるわけにはいかないので(てか、その間にも足元に寄ってくる)、実験はここまで。先を急ぐことにする。早足であまり休憩をせずに進んでいる分にはヒルにはやられないようだ。つまり、いつもの山行スタイル(ハイペースで休憩なし)では自然とヒルを避けていたことになる。今回、宮ヶ瀬湖からの道は初めて歩いたのだが、岩場あり鎖あり、ブナの自然林が広がる明るい森で大変いいコースである。ただし、そもそも曇で程なく霧中、昼前には雨になってしまったので、このコースの良さを半分も知ることは出来なかったであろう。寒い時期の好天を捉えてもう一度歩いてみたいと思う。丹沢山に着いてしまえば後は長い長い消化試合。風のキツイ雨の中、傘をさして下山する。塔ノ岳を越え、大倉尾根をひたすら下降する。下山後のバス停にある靴洗い場では、大勢が靴に着いたヒルを落としていた。「うわー、塔ノ岳、トラウマやわー。」てな声も聞こえてくるので、やはりヒルってたくさんいたんだね。今まで全然気づかなかったよ。雨の日に誰かと行くことはほとんどないし、一人のときは足早に行動しているので今までヒルと出会うことがなかったようだ。ただ、いることが分かって気をつけてみると、バス停近辺にもヤツがぬめぬめ動いているのが観察できる。今日はほとんど雨で辛いことが多かったが、血を吸われることなく下山できたのは良かったとしよう。駅前で軽く飲んで帰宅。