logo logo_atte 日記 随筆 何処
2021-06-12 21:15:38 JST
(2021-06-12) 西丹沢、大室山-加入道山-畦ヶ丸。同行はA氏。西丹沢に行くことは決めていて、「行ったことない山がいい」とのリクエストを受けて大室山へ。大室山は私も3年以上前に一度登ったことがあるのみ。この季節は初めてなので新鮮である。バスの終点まで乗って8時半。登山口の用木沢までの林道が崩壊しているらしく本当は通行止めなのだが、行ってみると歩行者用の仮設橋がかかっていた。たとえ仮設橋がなくとも通行は可能。なんで歩行者まで通行禁止なのだろう。通行止めのロープはくぐる。他の登山者も含めてみんな通行禁止の看板なんて無視している。ハイカーは基本マナーがいいんだけどね。こと「キケン、通行止」だけは守らない。さて、しばらくは渓流沿いの気持ち良い谷筋。尾根に至る最後の500mだけは急登。峠である犬越路からは南に景色が広がる。南下すれば檜洞丸だが、今回は北上して大室山へ。道中ブナの森は新緑が萌え上がるようであった。これはこれで悪くないが、初冬で葉が全て落ちていた前回のほうが趣はあったように思う。大室山はどっしりとした山容に丹沢山系3位となる1588mであるが樹林に覆われ展望はない。緑の映える明るい広葉樹の森であるので気持ちは良い。続く加入道山までも丹沢特有のブナの森。緑の隙間に時折黒い富士が顔を出す。前回は白石峠から下ったが、今回は時間が早いので畦ヶ丸まで足を伸ばす。ただ、加入道山以降は標高も低くなり余り特徴のない尾根歩きとなって面白みは少ない。特に畦ヶ丸からの下りは単調。ただし西沢に入ると雰囲気は良くなる。ファミリーも多く、木橋で何度も沢を横切り、岩を越えて歩くのは子どもたちにとってはさぞかし楽しかろう。もちろん、大人だって楽しい。バスの時間ギリギリとなり最後少しだけ小走り。15時40分のバスに間に合う。山行が6時間半。往復の交通時間が同じくらい。ほんとに遠い西丹沢。