logo logo_atte 日記 随筆 何処
2020-10-26 18:17:57 JST
(2020-10-26) 和泉縦走。快晴。大阪三大修行コース。最後に残った和泉縦走である。距離は30キロ弱と一番短いが、14:30までに下山必須と時間制限がある。 6:40、紀見峠駅出発。岩湧山を越えて9時過ぎに滝畑到着。さて、しんどいのはここから。滝畑までの10キロは前座みたいなものである。前座とは言え岩湧山の茅は今が一番の見頃。正直このコースで景色がいいのは岩湧山くらいなもの。滝畑から後の20キロは特段見どころもなく、そのくせキツイ登り返しと登山としてはあまり価値がない。ただし、古来、修験者がそれこそ本当に修行してきた山道なのだ。進まねばなるまい。誰が私を止めることができよう。ゆっくり歩いていると間に合わないので、比較的平坦で安全そうな道は小走り程度に駆けてゆく。休憩は2時間に1度、5分だけ。食事も歩きながらのオニギリである。「はぁ、しんどいわぁ。なんで俺こんなことしてんだろ。」急坂が続く猿子城山を超えると修験道らしく道端に石仏が散在するようになる。地蔵であろうか?彫りの摩耗が激しいことから結構な年季を感じるが、そのせいかとても穏やかに見え、しんどい中にも癒しを与えてくれる。急いだ甲斐があって三国山で11時。心拍数190超えと50前のオッサンが出しちゃいけない数値が出ているが、ここから鍋谷峠までの4キロは舗装路、かつ、緩い下りなので頑張って走る。鍋谷峠から和泉葛城山までは尾根コースと巻き道コースがある。尾根コースは当然上り下りの連続、道も悪く、更に展望がないと言うマゾルートであるが、良いこともある。修行には向いていること。「Punish me!」一声叫んで尾根コースへ。進んですぐに後悔は、、、しない。巻き道を進むようであれば鹿之助先生に怒られる。和泉葛城山12時過ぎ。5時間半で来てしまった。新記録である。後は帰るだけ。牛滝温泉に進路を取ると、「危険通行止め」のロープ。土砂崩れだとか書いてある。他の道は全て10キロ以上の遠回りになってしまう。無視して進むと、再び、ロープで通行止め。しつこいなぁ、無視。すでに25キロ歩いて疲れた体にマイナールートで遠回りとか余計に危ないわい。道は、、、昨年と変わらずどこが危ないのかわからないくらいであった。蜘蛛の巣の状況や道の踏まれ方からして相当数の登山者が無視して登ってるようだ。 28キロ、6時間40分。13時半に牛滝温泉到着。道中急いだ分、温泉にはゆっくりと入って帰宅。