2019-05-10 00:35:37 JST
20190509T153537Z
カミーノは実はもう少しだけ続く。在りし日の巡礼者たちは、サンチアゴへの巡礼を済ませたあと、大西洋を望むフィステラ(Fisterra)まで歩き、そこで服や靴など巡礼に不要になったものを燃やしたらしいのである。また、当時Fisterraは世界の西の果てでもあった。新大陸が発見されていない時代である。ならば、私も行かねばなるまい。ここまで800キロも歩いたわけだし、Fisterraまでの90キロなんて誤差みたいなものだ。それに私は未だ大西洋を見たことがない。旅のゴールはFisterraとする。