logo logo_atte 日記 随筆 何処
2018-10-28 23:03:33 JST
(2018-10-28) 鴨沢バス停=>堂所=>ブナ坂=>雲取山=>飛竜山=>前飛竜=>熊倉山=>サオラ峠=>丹波バス停。 3時起き。奥多摩へ。晴れの予報。3度目の雲取山。ただし、今回雲取山はおまけ。奥多摩から更に奥秩父へと向かう。奥秩父主脈の玄関、飛竜山が目的だ。なんとも名前がかっこいいぞ。鴨沢は慣れたもの、3時間ちょいで雲取山に到着。 1500m前後が関東では紅葉の見頃。山全体が赤く染まっている。石尾根に出るまでも綺麗なものだ。基本晴れてはいるものの雲は全天の7割といったところ。雲取山に近づくにつれガスが出てくる。やっぱり雲の中なのかと嫌な予感。ところが、山頂の北西側には雲がなく、来た道を振り返ることは出来なかったものの、遠く奥秩父の展望は開けていた。休憩もそこそこに飛竜山に進路を取る。15分ほど下ると峠になっており三条の湯への下山路と奥秩父縦走路に別れる。景色もよく二組食事をしていたが、ゆっくりする間もなく先を急ぐ。なんせまだ15km以上ある。奥秩父縦走路に入ってからは誰にも合わなかった。あまり人気がないようだ。道はしばらく笹薮で露に濡れているため、靴も靴下もズクズク。大変気持ちが悪い。結構怖いところもあったし、正直に言って不安であった。危険かどうかよりも誰も通らない山中に一人っきりというのが不安である。不測の事態が起こっても誰も助けてくれないし、下手すれば死ぬ可能性も十分にある状況は、気力も体力も想像以上に消耗する。着いた飛竜山はガスの中、ついでに林の中。なんも見えないしこれでは人気もないわけだ。急いで下山開始。縦走路を外れて下山路に入ってからが素晴らしかった。誰も通らないのがもったいなく思える紅葉の別天地。姿は見えないものの動物たちが落ち葉を踏む音もよく聞こえる。宝石箱の中を歩いていたような2時間であった。バス停には3時半に到着。 28.5km、8時間40分。久しぶりに本格的な登山をした気分。本日山行の写真はこちら