logo logo_atte 日記 随筆 何処
2018-07-05 20:59:10 CST
住宿について。中国には「住宿」と呼ばれる宿泊施設が至る所にある。ところが、これは外人には利用できない。中国では政府が許可した(ある程度)高級な宿泊施設にしか外人は泊まれないのだ。そして、チェックインのたびにパスポートの提出を求められる。ビザのコピーが控えられて、パスポート情報がPCに入力される。誰がどこに泊まったかは全て中央に把握されているのだ。この建前は結構厳密に守られているが、やはり、地方ではゆるい面があるようだ。今、宿泊している温泉宿も「住宿」であるが、パスポートの提出はおろか、宿帳の記入も必要なかった。お金を払っただけである。レシートも当然ない。公的にはこの二日間、私は無宿ということになるので、検問(やたらしょっちゅうある)などで問い詰められたら、「僕外人だから、何言ってるかわかんな〜い」と、しらばっくれなければならない。まぁ、地方では検問もいい加減なので大丈夫ではあろう。管理社会なのにいい感じに融通を効かせてくれるのが中国の田舎の旅である。